令和4年度日本水産学会水産政策委員会シンポジウム「新水産基本計画と水産科学:現場と政策の乖離を埋めるために必要な研究とは」

更新履歴:
 プログラムの更新(2022年8月17日更新)
 講演要旨集を掲載(2022年9月13日更新)

プログラムと講演要旨(PDF)

参加方法 以下の参加申込フォームからお申し込みください。

参加申込フォーム

主催 日本水産学会水産政策委員会

後援 日本海洋政策学会

日程 令和4年(2022年)9月17日

場所 オンライン開催

趣旨

2022年3月に閣議決定された新水産基本計画は、2018年の漁業法大改正の後、初めて策定された基本計画であり、今後数十年の我が国の水産政策の基本的な方向性を示す重要な計画でもある。よって水産政策委員会では、この新水産基本計画に着目したシンポジウムを開催する。なお、水産資源評価・管理に特化したシンポジウム等は別学会(日本学術会議、水産海洋学会等)でも企画されており、また、増殖、利用加工、環境保全、教育などについては、それぞれ水産学会内に別委員会がある。よって本シンポジウムでは、水産に関するすべての学問分野をカバーする本学会の特徴を踏まえ、新水産基本計画の全体像を意識した俯瞰的議論を行うとともに、水産の現場と研究の乖離を埋め、実効的な水産政策を実施するために水産科学はどうあるべきか、現場と協働した水産科学の可能性という観点からの発表と議論を行う。

※参加申し込みをいただいた方には、後日Zoomウェビナーのリンクをお送りいたします。

プログラム(予定)

  セッションテーマ 演題(案)
09:30 – 09:40 趣旨説明 (東大・牧野光琢)
09:40- 10:10 基調講演 新水産基本計画の狙いと水産業の将来像(水産庁企画課・山里直志)
10:10-11:50 第一の柱 海洋環境の変化も踏まえた水産資源管理の着実な実施 1.資源評価の最新理論と政策(海洋大・北門利英)
2.沿岸資源の評価と管理(東北大・片山知史)
3.沿岸漁業における「新たな資源管理」と「海洋環境変化」(全漁連・三浦秀樹)
4.気候変動と不漁問題(水産機構・中田薫)
5.国際的な漁業資源の現状(水産機構・西田宏)
  (昼休み)  
13:00-14:40 第二の柱 増大するリスクも踏まえた水産業の成長産業化の実現 6.沿岸漁業の持続性確保と漁村地域の存続(函館水試・板谷和彦)
7.成長産業化の方向性と課題(海洋大・工藤貴史)
8.日本の養殖業における現状と成長産業化の課題(日本水産・金柱守)
9.エコラベルと水産物輸出の促進(海洋大・大石太郎)
10.沿岸漁業におけるDX実装に向けた課題(宗像漁協組合長・桑村勝士)
  (小休止)  
14:50-16:30 第三の柱 地域を支える漁村の活性化の推進 11.漁業関係者による浜プランの改善の仕組み「浜の道具箱」(水産機構・竹村紫苑)
12.現場の求める事前復興 ~福島県における震災・原発事故への対応を基に~(福島県水産事務所・鷹崎和義 )
13.水産物地域流通の再評価と再構築の検討(摂南大・副島久実)
14.ブルーカーボンを活用した水産業からの気候変動対策とその社会実装(水産機構・堀正和)
15.洋上風力と漁業の共存の道をさぐる(海産研・塩原泰)
  (小休止)  
16:40-17:30 総合討論 現場と研究の乖離を埋めるための水産科学とは(海洋大・森下丈二)
17:30 閉会のあいさつ (東大農・八木信行)

プログラムは調整中のものです。変更になる場合がございます。