水産利用懇話会令和6年度第1回講演会

画像をクリックするとポスター(PDF)が表示されます

令和5年度第1回水産利用懇話会講演会を下記の要領で開催いたします。
対面とオンラインのハイブリッド形式での開催となります。
参加申込みフォームから事前登録をお願い申し上げます。

主  催:一般社団法人日本水産学会 水産利用懇話会

開催日時:令和6年10月4日(金) 15:30~17:30

開催場所:東京海洋大学品川キャンパス 白鷹館1階講義室

来場予定者数:150名程度(Web参加を含む)

開催趣旨

 わが国では2013年に厚生省(当時)がアニサキス症の届け出を義務化して以降、アニサキスによる食中毒がマスコミなどを通じて広く知られるようになり、消費者の関心が高まるとともに水産物の販売現場にもアニサキスに関する注意書きが表示されるなど大きな影響を及ぼしている。しかしながらアニサキスなどの食中毒原因となる海産寄生虫の生態などの基礎的情報については水産物を扱う業者などを含めて十分周知されているとは言い難い。一方近年ではアニサキス中毒を防止する手段の開発が進められており寄生虫による危害から水産物の安全性を確保する手段として注目されている。本講演会ではアニサキスを主に海産寄生虫の生態などの基礎的知見を東京大学 良永名誉教授に紹介していただき、さらに熊本大学産業ナノマテリアル研究所 浪平准教授に同研究所で開発されたパルスパワーによるアニサキス殺虫技術を紹介いただく。これによりアニサキスの生物学とその生態、さらにこれを原因とする危害の防除技術について周知することで、アニサキス症からの安全確保にかかる知見を水産流通加工関係者、水産・海洋学研究者や水産・海洋学を学ぶ学生等に提供する。

講演会テーマアニサキス ーその生態と危害防止ー

 講演1 「アニサキスの生物学と生態」 
     東京大学 名誉教授  良永 知義

 講演2 「新アニサキス撃退法の社会実装へ向けて」
     熊本大学 産業ナノマテリアル研究所 准教授 浪平 隆男

参加申込受付期間9月4日(水)~10月2日(水)

 参加申込は、MS-Formsによる。

問合せ先

水産研究・教育機構 水産技術研究所 水産物応用開発部
大村 裕治
TEL:045-788-7663
E-mail:omura_yuji30(at)fra.go.jp
(at)を@に変えて送信してください。