公益財団法人長尾自然環境財団 2022年度「研究者育成支援プログラム」募集について

長尾自然環境財団(Nagao Natural Environment Foundation)は、主にアジア・太平洋地域の開発途上国における自然環境保全の担い手を養成し、調査研究を支援することを目的として、平成元年(1989年)11月21日に設立されました。
「研究者育成支援プログラム」は、開発途上国における若手研究者(プロジェクト・サイエンティスト:PS)が、原則として日本の大学・研究機関等に所属する研究者(プロジェクト・コーディネーター:PC)の指導・支援を受けて実施する、主に自国の野生動植物の保護や自然生態系の保全に係る生物学的研究を支援するプログラムです。本プログラムではPSからの応募を受け付けますが、日本水産学会の会員の皆様には本プログラムをご承知いただき、さらにPCとしてPSの応募を奨励していただきたくお願い申し上げます。

対象国 本プログラムの対象国は以下のとおりです。
インドネシア、カンボジア、キリバス、サモア、スリランカ、ソロモン諸島、タイ、ツバル、トンガ、ナウル、ネパール、バヌアツ、バングラデシュ、パプアニューギニア、パラオ、東ティモール、フィジー、フィリピン、ブータン、ベトナム、マーシャル諸島、マレーシア、ミクロネシア連邦、ミャンマー、モルディブ、モンゴル、ラオス
PSの応募資格 (1) 上記対象国のいずれかの国の国籍をもつ 40 歳未満の者
(2) 上記対象国の大学など研究機関で研究に従事し、且つ以下のいずれかに該当する者
・博士号取得者
・博士課程在籍者または博士課程への入学内定者
・少なくとも3年間の研究実績をもち、相応の研究業績をもつ者
(3) 申請書提出時に当財団の他のプログラムで助成を受けておらず、申請もしていないこと
PCの要件とその役割等 原則として日本の大学・研究機関等に所属するか所属した経験をもつ研究者。
PSの研究内容を十分に理解するとともに、PSが本申請において行う調査研究を、必要に応じてPS所属機関の研究者あるいは所属大学の指導教官とも協力し、企画立案から成果の報告・公表までを指導・協力すること。また、当財団の該当プログラム運営委員会と密にコミュニケーションをとり研究プロジェクトの推進に貢献すること。
なお、PCがPSの研究を指導・支援するための調査地への旅費(交通費、滞在費、食費など)は別途支給します(金額等は申請時に申告すること)。
助成金額 上限150万円(年間総額 2,000万円)
応募締切日 年2回募集を行い、第1回は令和4(2022)年7月31日、第2回は令和5(2023)年1月31日です(少なくとも2025年度まで毎年実施します)
詳細 「助成対象に必要な研究プロジェクトの条件」や「助成対象となる研究分野・視点」など、詳細については下記Webサイトをご覧ください。
応募の詳細はこちら
問い合わせ先 公益財団法人長尾自然環境財団 研究者育成支援プログラム事務局
Email:cgf@nagaofoundation.or.jp
URL: http://www.nagaofoundation.or.jp