理事会主催シンポジウム「我が国水産業の成長産業化と強靭化に向けた今後の研究と技術開発」
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2023年7月17日 日本水産学会事務局
主 催:日本水産学会理事会
共 催:生物系特定産業技術研究支援センター
企画責任者:山下 洋(京都大学)、伊藤文成(生研支援センター)、中山一郎(水産研究・教育機構)、中田 薫(水産研究・教育機構)、八木信行(東京大学)、東海 正(東京海洋大学)
開催場所:東京海洋大学白鷹館1階講義室
開催時期:2023年7月19日(水)09:30 – 17:10
開催方法:対面及びオンラインによるハイブリッド開催
オンライン参加:定員450名
オンライン参加希望者は学会事務局(fishsci@d1.dion.ne.jp)にメールにて必要事項(お名前,ご所属先,メールアドレス,日本水産学会の会員種別(正会員,学生会員,その他の会員,非会員))をご記入のうえ,お申し込みください。会場参加者の事前登録は不要ですが、電子版要旨集を希望される場合には同様に学会事務局へメールにてお申し込みください。
参 加 費:無料
*日本水産学会会員以外の方も無料で参加いただけますので,周知・勧誘をお願い致します。
開催趣旨:
世界人口は2022年に80億人を超え、2050年代後半には100億人に達すると言われており、食料生産を担う水産業の役割の重要性は国内外でさらに高まっている。また、世界の漁業・養殖業生産量は2000年の1億3100万トンから2020年には2億1400万トンと増加しており、水産物需要も増大して世界的に見れば水産業は成長産業である。一方、日本の漁業・養殖業生産量と生産額はともに、1980年代中期以降、長期的に減少し続けている。我が国水産業の低迷には、気候変動、漁業の後継者不足や日本人の魚離れなど多くの要因が関係すると思われるが、食料安全保障や地域振興の観点からも、新たな感染症や国際政情不安など様々なリスクに対する水産業の強靱化をはかりつつ成長産業化させることは喫緊の課題と言える。そのためには、水産学の枠を超えて、技術やシステムの革新が進む多様な分野との共創が不可欠と考えられる。本シンポジウムでは、漁業、養殖業、サプライチェーンなどについて、生研支援センター研究開発構想企画委員会で議論された研究開発構想を紹介しつつ、SDGsの視点も含め水産業の未来を拓く希望につながるブレークスルー技術やシステムを紹介し、水産業の新たな展開を支える研究と技術開発を模索する。
参考:令和4年度生研支援センター研究開発構想「我が国の水産業におけるリスク強靭性の強化」
〈プログラム〉
開会挨拶 | 東海 正(東京海洋大学) 佐藤 正(生研支援センター) |
09:30-09:40 |
趣旨説明 | 山下 洋(京都大学) | 09:40-09:50 |
セッション1.水産研究と水産業の現状 | 座長 東海 正(東京海洋大学) | |
1-1 生研支援センター研究開発構想「わが国の水産業におけるリスク強靭性の強化」について~我が国と海外の研究開発動向を踏まえて~ | 伊藤文成(生研支援センター) | 09:50-10:25 |
セッション2.水産養殖生産と技術開発 | 座長 中山一郎(水産研究・教育機構) | |
2-1 水産養殖の今後の展開に向けて | 中山一郎(水産研究・教育機構) | 10:25-10:50 |
2-2 「たね」は世界を制す、水産育種研究の展開 | 吉崎悟朗(東京海洋大学) | 10:50-11:10 |
2-3 持続可能な飼餌料開発 | 佐藤秀一(福井県立大学) | 11:10-11:30 |
2-4 日本型持続可能な水産養殖システムの展開 | 征矢野 清(長崎大学) | 11:30-11:50 |
休憩 | 11:50-13:00 | |
セッション3.生態系アプローチとICTによる持続可能な漁業 | 座長 中田 薫(水産研究・教育機構) | 3-1 漁業の管理と持続可能化に資する生態系アプローチと基盤技術 | 中田 薫(水産研究・教育機構) | 13:00-13:25 |
3-2 生態系アプローチに必要なモデルと観測の融合 | 伊藤進一(東京大学) | 13:25-13:45 |
3-3 気候変動による沿岸環境変動に対応するために | 小埜恒夫(水産研究・教育機構) | 13:45-14:05 |
3-4 環境DNA技術の可能性:水産業の観点から | 峰岸有紀(東京大学) | 14:05-14:25 |
セッション4.水産業におけるサプライチェーンの効率化と強靭化 | 座長 八木信行(東京大学) | |
4-1 日本の水産業サプライチェーンに有効な新技術とは | 八木信行(東京大学) | 14:25-14:50 |
4-2 水産物の生産から流通に至る高鮮度化と品質の見える化 | 岡﨑惠美子(東京海洋大学) | 14:50-15:10 |
休憩 | 15:10-15:25 | |
4-3 トレーサビリティーと水産物の多様性 | 大石太郎(東京海洋大学) | 15:25-15:45 |
4-4 サプライチェーンの効率化と強靭化 | 清水義弘(ジャパンシーフードトレーディング株式会社) | 15:45-16:05 |
総合討論 | ||
パネルディスカッション「わが国の水産業の成長産業化と強靭化」を具体的に進めるには | 司会 東海 正(東京海洋大学) | 16:10-17:00 |
パネリスト 芦田 慎也(マルハニチロ株式会社) 石原 広恵(東京大学) 塩谷 格 (株式会社ニッスイ) 清水 義弘(ジャパンシーフードトレーディング株式会社) 牧野 光琢(東京大学) |
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閉会挨拶 | 中田 薫(水産研究・教育機構) | 17:00-17:10 |
問い合わせ先
公益社団法人日本水産学会 事務局
Email fishsci@d1.dion.ne.jp (@dの次は数字の1です)