2024(令和6)年度日本水産学会東北支部大会の開催について

以下の要領で東北支部大会を開催します。

詳しい案内および最新の情報は下記Webサイトをご覧ください。

東北支部:https://sites.google.com/view/fs-tohoku

日時:令和6年(2024年)10月19日(土)13:00~20日(日)午後(一般発表の件数により決定)

場所:会場:秋田県生涯学習センター第 3 研修室(秋田県秋田市山王中島町 1-1)

プログラム

13:00-13:10 開会挨拶および理事会報告 秋田県水産振興センター所長・東北支部長

(1)ミニシンポジウム 13:10-16:45
東北地方の水産業に与える地球温暖化の影響と対応策

趣旨

近年,地球温暖化に伴う気候変動の影響が全国各地で顕在化している。東北地方においても海水温が上昇し,ブリやサワラなどの暖水性魚類が新たに水産資源となった一方で,サケやイカナゴといった冷水性魚類の漁獲量の減少や不安定化が続いている。海面に比べて水生生物の移動範囲が制限される内水面においては,水温上昇によって生息範囲が減少し,絶滅リスクが増加している。さらに,養殖業においては,高水温化がホタテガイやサケマス類などの冷水性種、ワカメなど海藻類の成長と生残に負の影響を与え,生産量が低下した事例が報告されている。そのため,現場サイドからは将来的な漁海況予測技術の確立や,高水温化に対応した漁業・養殖技術の開発等が要求されている。
本シンポジウムでは環境,漁業,養殖,流通・加工等の幅広い分野の研究者から地球温暖化に対応した取り組み事例や研究成果等について説明,議論してもらい,東北地方の水産業発展に繋げていきたい。

13:10-13:15趣旨説明
佐藤正人(秋田水振セ)・村岡大祐(水産機構技術研)
13:15-13:35青森県の内水面漁業に与える温暖化の影響(仮)
静 一徳(青森内水面研)
13:35-13:55サクラマスの生活史からみた地球温暖化の影響(仮)
佐藤正人(秋田水振セ)
13:55-14:15山形県の水産業における温暖化の影響と対応策(仮)
太田稔章、髙澤俊秀(山形水研)
14:15-14:35岩手県海域における漁獲物組成と海洋環境の変化(仮)
森 友彦(岩手水技セ)
14:35-14:55宮城県沿岸における高水温の影響について(仮)
伊藤 博(宮城水技総セ)
(休 憩)
15:10-15:30東北沖太平洋における底魚類の分布の将来予測(仮)
鈴木勇人(水産機構資源研)
15:30-15:50深海性底魚類等による原料不足に対応した利用加工技術開発(仮)
佐藤慶之介(青森食総研)
15:50-16:10福島県で水揚げされた魚介類の変化と漁業のスマート化
寺本航(福島水海研セ)
16:10-16:30三陸ワカメの安定生産を目指した取り組み:種苗・養殖・加工(仮)
佐藤陽一(理研食品)
16:30-16:40総合討論
16:40-16:45事務局からの連絡
16:45閉会

(2)一般研究発表(口頭)

10 月 20 日(日) 9:30-15:00(調整予定) 一題 15 分(12 分発表、3 分質疑)を予定

(3) その他

支部幹事・連絡調整員合同会議 10 月 20 日(日) 8:50-9:20(中止・変更の場合あり)
交歓会(会場近くを予定) 10 月 19 日(土) 18:00-

参加申込方法

2024 年 9 月 23 日までに、1)氏名、2)所属、3)e-mail アドレス、4)当日連絡が可能な電話番号、5)一般研究発表の有無、6)演題、7)ミニシンポジウム・一般研究発表・交歓会それぞれへの出欠、8)東北支部長賞選考希望(水産学正会員かつ 40 歳未満、または学生会員の発表者が対象)の有無(希望する場合は年齢)、を記入の上、メールの件名を「2024 年度東北支部大会申込」として
muraoka_daisuke13(at)fra.go.jp
sasaki_kei14(at)fra.go.jp
宛てにお送り下さい。(以下メールアドレスは「(at)」を「@」に変換してご使用下さい)

なお、2022 年の幹事会において、「支部大会での一般研究発表は、所属機関の会員資格、共同発表者の会員資格の有無を問わず、東北支部内で活動する全ての研究者の発表を認める。」ことが承認されておりますので、記してお伝えいたします。

一般研究発表における発表方法

一般研究発表は口頭発表のみで、一題 15 分(発表 12 分、質疑 3 分)を予定しています。発表は、パワーポイントもしくは pdf での発表とし、PC の OS は Windows11 とします。
この環境で動作するプレゼンテーションファイルを作成してください。プレゼンテーションファイルについては USB メモリーに記録して発表会場に持参し、発表前までに PC にコピーしてください。コピーしたファイルについては、発表終了後速やかに削除いたします。
発表者は、事前に各自で必ず USB メモリーのウィルスチェックを実施してください。

発表要旨

演題、氏名および所属機関を記載の上、以下の要領で作成してください。事務局でレイアウトを編集して要旨集を作成します。ファイルは、Text 形式または MS-Word 形式としてください。
・総字数は 700 字程度とする。
・著者が連名の場合は「・」で連ね、講演者の左側に○を付ける。
・一般研究発表の要旨は文字のみとし、図表は使わない。
・要旨は,講演内容が分かるように記述してください。【背景・目的】,【材料・方法】,【結果・考察】のように項目に分けて書いても構いません。
講演要旨は(電子化して)公開されます。知財・特許にかかわる発表については、従来通り十分にお気を付けください。また、講演内容が既発表とみなされ、引用されたりする可能性もあります。後日、論文投稿される場合には、二重投稿とみなされないように、要旨の書き方には十分にご注意ください。

9 月 23 日までに、ミニシンポジウム・一般研究発表者は上記の様式に従って作成した要旨ファイルを
muraoka_daisuke13(at)fra.go.jp
sasaki_kei14(at)fra.go.jp
宛に添付してお送り下さい。

注意事項

・録音、録画等は禁止とします。

申込先・問い合わせ先

〒027-0097 岩手県宮古市崎山 4-9-1
(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所
日本水産学会東北支部庶務担当幹事 村岡大祐
Tel: 0193-63-8121 e-mail: muraoka_daisuke13(at)fra.go.jp