第36回沿岸環境関連学会連絡協議会ジョイントシンポジウム「沿岸分野の各学会における気候変動対応:学会間のトレードオフとシナジー効果を明らかにする」(2020年1月11日開催)

更新履歴:参加申込方法を追加(2019.12.24更新)

コンビーナー:

桑江朝比呂(港空研)・川崎浩司(ハイドロ総研)・藤井賢彦(北大院地球環境)・大越和加(東北大院農)・今井一郎(北大院水)

主催:土木学会海岸工学委員会

共催:沿岸環境関連学会連絡協議会

後援:京都大学防災研究所,日本水産学会

趣旨:

沿岸域における気候変動に関する研究は,気象,海洋物理・化学・生物,生態学,政策学,経済学など,非常に多岐にわたる学術分野あるいは学会において進められている.しかしながら,気候変動学があまりに広範で総合的であるために,各学会における取り組みが共有されているとは言い難い.この状況をふまえ,本ジョイントシンポジウムでは,はじめに,土木学会海岸工学委員会が沿岸域における気候変動に関連する様々な学会に対して実施した「今後の我が国の沿岸分野における気候変動対応で取り組むべき課題」に関するアンケート結果を紹介し,各学会の特徴や差違を明らかにする.続いて,各学会の専門家から,過去〜現在までの気候変動に対する関心事,そして今後の取り組みについてご講演いただく.最後に,各学会からの内容を横断的にみて,今後の取り組みに関するシナジー効果やトレードオフについて,パネルディスカッション形式で議論する.そして,抽出されたシナジー効果をより高めるため,そしてトレードオフをより軽減するために,各学会がどのように連携できるのか,その可能性について議論する.

日時:2020年1月11日(土)10:00-17:30

場所:東京海洋大学 品川キャンパス 白鷹館1階講義室

参加申込:

参加ご希望の方は、ご所属、お名前、ご連絡先(メールアドレス)を記載したメールを事務局 髙田(takada-y92y3@p.mpat.go.jp)までご送付下さい(@を半角に変更して下さい)。

問合せ先:

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
桑江朝比呂 E-mail: kuwae@p.mpat.go.jp

 

プログラム:
10:00 – 10:10
1. 開会のあいさつ(土木学会:川崎浩司,沿環連:今井一郎)
10:10 – 10:40
2. 趣旨説明:学会間のギャップを明らかにするーアンケート調査の結果:桑江朝比呂(港空研)
10:40 - 16:40
3. 各分野における注目すべき課題と取り組みの現状
各学会の方には、アンケート結果の解説(回答率、キーワード選定理由)について、解説をいただく。その上で、学会における今後の重点テーマ、学会間のシナジーとトレードオフについて、持論を述べていただく (各20分+5分)
10:40-11:55(座長:桑江朝比呂)
(1) 海洋学会:藤井賢彦(北大院地球環境)
(2) JpGU:石川洋一(JAMSTEC)
(3) 水産海洋学会:伊藤進一(東大海洋研)
11:55-13:00  昼休み
13:00-14:15(座長:藤井賢彦)
(4) 水産工学会:瀬戸雅文(福井県大海洋生物資源)
(5) 土木学会:森 信人(京大防災研)
(6) 土木学会:有働恵子(東北大災害国際研)
14:15 – 15:30(座長:川崎浩司)
(7) 船舶海洋工学会:多部田茂(東大新領域)
(8) 沿岸域学会:川辺みどり(海洋大学術研究院)
(9) 生態学会:山北剛久(JAMSTEC)
15:30 – 15:40 休 憩
15:40-16:55(座長:大越和加)
(10) 水産学会・プランクトン学会:西川哲也(兵庫水技セ)
(11) ベントス学会:澤山周平(中央水研)
(12) サンゴ礁学会:山野博哉(国環研)
16:55-17:25
ディスカッション
課題対応におけるトレードオフとシナジーを検出する
どのように、トレードオフとシナジーに対応するか
17:25 – 17:30
閉会のあいさつ(水産学会:樽谷賢治)