第53回イギリス諸島水産学会(FSBI)年次総会に会長がウェブで参加
令和2年7月29日正午(日本時間20:00)から第53回イギリス諸島水産学会(The Fisheries Society of the British Isles, FSBI)の年次総会がオンラインで開催され、本学会から金子会長が来賓として参加した。この時期に開催される予定であったFSBIのシンポジウムは新型コロナウイルスの感染拡大により中止となったが、年次総会についてはオンラインで実施されることとなった。Gary Carvalho会長の報告に続いて、アメリカ水産学会のScott Bonar会長と日本水産学会の金子豊二会長が挨拶を行った。参加者は40数名で、総務、財務関係の報告、学会誌であるJournal of Fish Biologyに関する報告、監事の選任、定款の改正等が議題として挙げられた。最後に、理事の選挙が執り行われ、新たに5名の理事が選出された。年次総会はオンライン開催ということもあり粛々と進められ、1時間30分ほどで閉会した。
年次総会での金子会長の挨拶の概要は以下の通りである。
「日本水産学会ではコロナウイルスの感染拡大の影響で、春季大会に続き秋季大会も中止となった。このような状況の中、来年度の春季大会をオンライン開催する方向で検討している。大規模なオンラン会議には不慣れで不安もあるが、今こそ躊躇することなく新しいことに挑戦することが重要である。とは言っても、より円滑に意思疎通する上で対面形式での大会が重要であることは言うまでもなく、皆さんと直接お会いしてご挨拶できる日が来ることを心待ちにしている。」
なお、今期中止となったFSBIのシンポジウムは、同じテーマ “Fish in a Dynamic World” で2022年に開催する予定である。