2025(令和7)年度日本水産学会東北支部大会の開催について

以下の要領で東北支部大会を開催します。

詳しい案内および最新の情報は下記Webサイトをご覧ください。

東北支部https://sites.google.com/view/fs-tohoku

日時:令和7(2025)年10月25日(土)14時~26日(日)午後(一般発表の件数により決定)

場所:いわき市労働福祉会館 大会議室(福島県いわき市平字堂ノ前22)

プログラム

10月25日(土)14:00-14:10 開会挨拶(東北支部長・福島県水産海洋研究センター所長)

(1)ミニシンポジウム 10月25日(土)14:10-17:30
東北地方における水産試験研究の現状と今後 ~東日本大震災・原発事故から15年を前に~

コンビナー: 鷹﨑和義(福島海洋研)、八谷三和(水産機構資源研)、和田敏裕(福島大)

【趣旨】

2011年3月の東日本大震災による地震と津波は、東北地方太平洋沿岸を中心に水産施設や漁船等に甚大な被害をもたらした。さらに福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質の影響により、福島県の沿岸漁業は操業自粛を余儀なくされ、緊急時モニタリングと試験操業を継続してきた。現在では、放射性物質濃度の低下に伴い海産物の全魚種で出荷制限が解除され、試験操業から本格操業に向けた移行期となっている一方で、2023年8月以降、ALPS処理水の海洋放出に伴う社会・経済的な影響も認められている。また近年では、急速な気候変動や自然災害の激化に加え、物価上昇や人口減少等による社会構造の変容が顕在化しており、こうした変化による影響は国内の水産業に共通の課題となっている。

本シンポジウムでは、東北地方の水産関係機関に試験研究の現状と今後について報告いただき、東日本大震災・原発事故から15年を前に、これまでの経過を振り返るとともに、水産業の将来について考える機会としたい。

14:10-14:15趣旨説明  鷹﨑和義(福島海洋研)
14:15-14:35福島県における水産試験研究の現状と今後
根本芳春(福島海洋研)
14:35-14:55原発事故から14年:残された放射能課題(仮)
和田敏裕(福島大)
14:55-15:15原発事故の影響評価と水産機構の役割:14年の知見を振り返る
冨樫博幸・重信裕弥・安倍大介・成松庸二・栗田豊(水産機構資源研)
15:15-15:35宮城県における福島原発事故後の水産資源への影響と現況
佐伯光広(宮城水技総セ)
15:35-15:50休憩
15:50-16:10岩手県水産技術センターの歩みと今後の展望
藤村 崇(岩手水技セ)
16:10-16:30青森県における漁業と調査研究について(仮)
長野晃輔(青森産技水総研)
16:30-16:50内水面研究における近年の気候変動や自然災害への対応~アユの分布状況からみた洪水時における支流域の役割~
佐藤正人(秋田水振セ)
16:50-17:10山形県における漁業の現状と今後の調査研究について
槇宗市郎(山形水研) 
17:10-17:30総合討論
和田敏裕(福島大)、八谷三和(水産機構資源研)、鷹﨑和義(福島海洋研)
17:30 閉会、事務連絡

※時間が前後する可能性有

(2)一般研究発表(口頭)

10月26日(日)9:30-15:00(終了時間は件数により調整)

一題15分(12分発表、3分質疑)を予定

(3)その他

支部幹事・連絡調整員合同会議 10月25日(土)17:40-18:00

交歓会(会場周辺を予定) 10月25日(土)18:30-

【参加申込方法】

2025 年 9 月 29 日(月)までに、

1)氏名、2)所属、3)e-mail アドレス、4)当日連絡が可能な電話番号、5)一般研究発表の有無(有りの場合は発表要旨も添付ください:後述)、6)演題、7)ミニシンポジウム・一般研究発表・交歓会それぞれへの出欠、8)東北支部長賞選考希望(水産学正会員かつ 40 歳未満、または学生会員の発表者が対象)の有無(希望する場合は年齢)、

を記入の上、メールの件名を「2025 年度東北支部大会申込」として

yatsuya_miwa86(at)fra.go.jp

yuasa_kei32(at)fra.go.jp

の2名宛てにお送り下さい(以下メールアドレスは「(at)」を「@」に変換してご使用下さい)

なお、2022 年の幹事会において、「支部大会での一般研究発表は、所属機関の会員資格、共同発表者の会員資格の有無を問わず、東北支部内で活動する全ての研究者の発表を認める。」ことが承認されておりますので、記してお伝えいたします。

【一般研究発表における発表方法】

一般研究発表は口頭発表のみで、一題 15 分(発表 12 分、質疑 3 分)を予定しています。発表は、パワーポイントもしくは pdf での発表とし、PC の OS は Windows11 とします。この環境で動作するプレゼンテーションファイルを作成してください。

プレゼンテーションファイルについては USB メモリーに記録して発表会場に持参し、発表前までに PC にコピーしてください。コピーしたファイルについては、発表終了後速やかに削除いたします。

発表者は、事前に各自で必ず USB メモリーのウィルスチェックを実施してください。

【発表要旨】

9 月 29 日(月)までに、ミニシンポジウム・一般研究発表者は上記の様式に従って作成した要旨ファイルを

yatsuya_miwa86@fra.go.jp

yuasa_kei32@fra.go.jp

宛に添付してお送り下さい(確認のため2名にお送りください)。

演題、氏名および所属機関を記載の上、以下の要領で作成してください。

事務局でレイアウトを編集して要旨集を作成します。

ファイルは、Text 形式または MS-Word 形式としてください。

・総字数は 700 字程度とする。

・著者が連名の場合は「・」で連ね、講演者の左側に○を付ける。

・一般研究発表の要旨は文字のみとし、図表は使わない。

・要旨は,講演内容が分かるように記述してください。【背景・目的】,【材料・方法】,【結果・考察】のように項目に分けて書いても構いません。

講演要旨は(電子化して)公開されます。知財・特許にかかわる発表については、従来通り十分にお気を付けください。また、講演内容が既発表とみなされ、引用されたりする可能性もあります。後日、論文投稿される場合には、二重投稿とみなされないように、要旨の書き方には十分にご注意ください。

【注意事項】

・録音、録画等は禁止とします。

【申込先・問い合わせ先】

〒027-0097 岩手県宮古市崎山 4-9-1 (国研)水産研究・教育機構 宮古庁舎

日本水産学会東北支部 庶務担当幹事 八谷三和

Tel: 0193-63-8121

e-mail: yatsuya_miwa86(at)fra.go.jp