令和6年度第1回水産増殖懇話会講演会「国内養殖産業におけるこれからの育種」
日時:令和6年3月27日 13:00~17:00
開催方式 対面のみ
企画責任者:澤田好史・阿川泰夫(近畿大学)
参加費:無料
会場:東京海洋大学品川キャンパス(春季大会会場)
プログラム:
13:00-13:05 | 趣旨説明 開会の挨拶 澤田好史(近畿大学) |
座長 阿川泰夫 | |
13:05-13:35 | I. 養殖現場における育種の現状と今後の需要 (中平博史 全国海水養魚協会) |
13:35-14:05 | II. 養殖魚における耐病性育種研究 (坂本 崇 東京海洋大学) |
14:05-14:35 | III. ブリ優良系統の利用と管理体制の構築 (小林真人 水産機構開発センター) |
14:35-14:50 | 休憩 |
座長 | |
14:50-15:20 | IV. 優良魚DNA解析手法の技術進展と応用について (阿川泰夫 近畿大学) |
15:20-15:50 | V. ゲノム編集によるマダイの育種 (家戸敬太郎 近畿大学) |
15:50-16:20 | VI. 育種における知財の保護について (竹川義彦 水産庁栽培養殖課) |
16:20-16:55 | 総合討論 |
16:55-17:00 | 閉会の挨拶 阿川泰夫(近畿大学) |
企画趣旨:
国内養殖は、多様な対象種について行われ、世界的にみて高い技術水準にあるものの、長期的には生産量が伸びていない現状にある。この原因として、魚ばなれと、近年の、養殖飼料の主原料である魚粉・油、漁船の燃料価格、電気・ガス料金、資機材の価格上昇を、養殖産品価格に転嫁できていない現状がある。加えて、海洋温暖化による生産への悪影響も顕在化している。本シンポジウムでは、これらの課題の解決策1つとして、育種に焦点を当て、生産者、研究・開発機関、行政のそれぞれの立場から、育種の需要や現状、作出品種の知財化、新しい育種技術などをご紹介頂き、これからの国内育種について議論する。