令和7年度日本水産学会中部支部大会の開催について
日本水産学会中部支部 支部長 河村功一
支部大会委員長 富永修
令和7年度日本水産学会中部支部大会(一般研究・シンポジウム・総会)を下記の通り対面で開催いたします。皆様、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
1.日時:
令和7年(2025年)11月30日(日)(受付開始10:00)
10:30~12:00 ポスター発表(大会議室)
12:00~13:00 昼休み
12:10~12:50 支部幹事会(幹事のみ参加:研修室)
13:00~13:20 支部総会、表彰式(大会議室)
13:30~16:05 シンポジウム
16:05~16:45 支部長賞受賞者講演(大会議室)
2.会場:
〒917-0078 福井県小浜市大手町4-1
Tel: 0770-52-7002
・ 自家用車は小浜市営大手第1駐車場、小浜市営駅前駐車場または小浜市営広峰駐車場をご利用ください。
・ 小浜駅から徒歩7分。
3.参加申し込み・参加費:
事前の申し込みは不要です。発表、聴講ともに無料です。
4.一般発表
【発表要旨提出】
- 発表はポスターのみです。発表される方は要旨の記入例を次のリンク先(学会ホームページ)からダウンロードしてください。
https://www.jsfs.jp/office/document/com/chubu-abst.docx
ダウンロードした記入例を参考に、以下の要領で要旨ファイルを作成し、【11月14日(金)】までに大会事務局 田原大輔宛(tahara(at)g.fpu.ac.jp)へメールに添付して送ってください。((at)を@に変えて送信してください) - サイズ(A4、縦)、余白は上(35mm)、左右および下(30mm)としてください。
- 記載順序は演題、発表者、所属、本文の順とし、1ページ(800字程度)にまとめてください。
- フォントは、全角文字は明朝体(12ポイント)、半角英数字はTimes(12ポイント)を使用してください。機種依存文字(丸文字など)は使用しないでください。
- 要旨本文は目的、材料と方法、結果と考察に分けて文字のみで記載し、図表は使わないでください。
- 発表者が連名の場合は「・」で連ね、講演者の左側に ○ を付けてください。所属が異なるときは、各発表者名の後ろに上付き数字を付し、所属ごとに区別してください。
- 要旨ファイルはPDF形式で提出してください。提出していただいたファイルをまとめて要旨集とします。
【ポスターの作成ならびに掲示について】
- ポスターの掲示範囲は縦180cm横120cm(A0サイズが掲示できるスペース)とします。
- ポスターの掲示作業は発表日の10:00〜10:30に発表者自身で完了して下さい。掲示場所については事務局の方から連絡します。
- ポスターの掲示は10:30〜16:45です。このうち討論時間は10:30〜12:00です。この時間帯には発表者はポスター前に待機して下さい。ポスターの撤去は発表日の17:00までに完了して下さい。
【当日の発表について】
優れた研究発表をおこなった40歳以下の支部会員(高校生以下については非会員も可)を対象に優秀発表賞を授与します。エントリーを希望される方は要旨を送付する際、メールにエントリーを希望する旨を記載してください。賞の選考は中部支部運営規程に基づいて中部支部大会運営委員会が行います。
5.シンポジウム
シンポジウム「資源減少と温暖化被害に対応したサバ養殖の革新技術」を別紙プログラムのように実施します。学会員でなくても視聴できます。
6.支部長賞受賞者講演
①R7年度受賞者:未定
講演時間は20分の予定
7.総会・表彰式
優秀発表賞・支部長賞の表彰式。R6支部活動報告・会計報告とR7支部活動計画・予算の報告。
8.支部長賞候補者の推薦受け付け
「中部支部管内に関わる研究・技術・教育等において優秀な業績を挙げた者」に支部長賞を授与する予定です。自薦他薦を問いませんので、沢山の推薦をお待ちしております。支部長賞推薦に関しては支部事務局にお問い合わせください。推薦書様式をお知らせします。推薦書の締切は【10月27日(月)】です。
9.お問い合わせ先(大会事務局)
〒917-8507 福井県小浜市堅海49-8-2
福井県立大学海洋生物資源学部 日本水産学会中部支部事務局 末武・田原・今道
Tel: 0770-52-7305
e-mail: suetake(at)g.fpu.ac.jp
(at)を@に変えて送信してください
令和7年度日本水産学会中部支部大会 シンポジウム
「資源減少と温暖化被害に対応したサバ養殖の革新技術」
日時:令和7年11月30日(日) 13:30~16:05
開催場所:はたらく婦人の家(福井県小浜市)
企画責任者:吉浦康寿・田原大輔(福井県立大学)・北山和也(ふくい水産振興センター)
参加費:無料(事前の申し込みの必要はなし)
プログラム:
- マサバ・ゴマサバの日本近海における資源量の変動 13:30-14:00
米田 道夫(水産研究・教育機構 水産技術研究所) - マサバの種苗生産産技術の安定化14:00-14:30
成田 篤史(マリンテック株式会社) - マサバ・ゴマサバのハイブリットによる高温耐性サバの作出 14:30-15:00
吉浦 康寿(福井県立大学 海洋生物資源学部) - サバ養殖に向けた不妊化技術と代理親魚利用の可能性 15:00-15:30
矢澤 良輔(東京海洋大学 海洋生物資源学部門) - 総合討論 15:30-16:00
- 閉会(企画責任者 田原大輔) 16:00-16:05
企画の趣旨:
近年、日本近海におけるマサバ・ゴマサバの資源量は減少を続けており、本格的な漁獲規制が始まっています。そのため、サバ養殖に必要となる種苗の安定確保は大きな課題であり、とりわけマサバ種苗の生産技術の安定化は、養殖業を支える基盤となる重要な技術です。一方で、地球温暖化に伴う高水温の発生は、養殖現場に甚大な被害をもたらしており、夏季の大量死や成長不良といった深刻な問題が報告されています。 こうした環境変動に適応するためには、高温耐性をもつサバの育種や不妊化技術を組み合わせることで、「安定供給 × 品種改良」という新たな方向性を打ち出すことが不可欠です。本シンポジウムでは、サバ資源の現状や種苗生産の安定化に加え、温暖化に適応した品種改良、不妊化技術等の最新の研究成果を紹介し、未来のサバ養殖のあり方について議論を深めたいと考えています。