水産教育推進委員会主催シンポジウム「人口減少社会における海洋・水産に関わる教育機関の課題と展望」

日時:令和7年3月26日(水) 14:00-17:00

場所:北里大学相模原キャンパス

企画責任者:鈴木直樹(海洋大)・塩出大輔(海洋大)・福島英登(日大生物資源)・ 薮﨑秀人(全水協)

プログラム

14:00-14:05開会の挨拶・企画の趣旨説明
塩出大輔(海洋大)
座長:塩出大輔(海洋大)
14:05-14:351. 海洋系高等学校の現状と課題
薮﨑秀人(全国水産高等学校長協会 副理事長;千葉県立館山総合高等学校長)
14:35-14:552. 海洋・水産系大学と海洋系高等学校との好循環をめざして
松田淑子(日本大学)
14:55-15:153. 北里大学での志願者減少の現状と対応策
神保 充(北里大学)
15:15-15:354. 水産・海洋リテラシーの国際動向と日本の取組と課題
佐々木 剛(東京海洋大学)
座長:福島英登(日大生物資源)
15:35-15:555. 海洋・水産を学んだ生徒・学生が働く企業・団体が教育機関に期待すること
平井良夫(日東製網)
15:55-16:156. 水産職の採用を行っている地方自治体が抱える課題と、その解決のために教育機関に期待すること
川野辺 誠(茨城県農林水産部)
16:15-16:25休憩
座長:鈴木直樹(海洋大)
16:25-16:55総合討論 —人口減少社会における教育機関の課題—
16:55-17:00閉会の挨拶
福島英登(日大生物資源)

企画趣旨

我が国は少子高齢化が急速に進行し、それがもたらす社会的な影響が懸念されている。高等学校や大学に入学する年齢層の人口減少が、教育機関に与える影響は大きい。海洋・水産を教育する教育機関においても、進学を目指す生徒の減少、教育内容、教育環境、教育の質保障など、検討すべき課題は多い。海洋系高等学校は、地域の教育を支えることに加え、水産業に関連する地域産業に必要な人材を育成する役割も担っている。大学も海洋や水産に関わる人材育成や研究者の育成に携わっている。人口減少が海洋・水産教育に与える問題のステークホルダーは、海洋・水産を教育している高等学校と大学だけではなく、それらを卒業した生徒や学生が働く企業、団体、国および地方自治体である。本シンポジウムでは、これらのステークホルダーが抱える人口減少がもたらす課題を共有し、今後の展望を議論する。