第77回漁業懇話会講演会「水産業とアニマルウェルフェア 畜産、欧州、国内の取り組み事例」

日程

令和8年3月26日(木) 13:15~16:15

場所

東京海洋大学品川キャンパス

企画責任者

加藤慶樹(水産機構開発セ) ・ 福田美亮(水産機構技術研) ・ 刀禰一幸(水産大学校) ・片山知史(東北大院農)

プログラム

13:15~13:20開会の挨拶・趣旨説明
漁業懇話会委員長
座長:加藤慶樹 (水産機構開発セ)、刀禰一幸 (水産大学校)
13:20~13:50アニマルウェルフェアとは、シンポジウムの開催趣旨説明
加藤慶樹 (水産研究・教育機構 開発調査センター)
13:50~14:20EUの畜産業におけるアニマルウェルフェア対応事例~ブロイラーの品種改良に着目して~
片田百合子 (株式会社農林中金総合研究所)
14:20~14:50Anthropomorphism and Animal Welfare and Their Recent Effects on Farming and Fishing
Ian G. Gleadall (AiCeph LLC)
14:50~15:20国内水産業会におけるアニマルウェルフェア対応事例
早武忠利 (一般社団法人 大日本水産会)
15:20~15:40休憩
15:40~16:10総合討論
16:10~16:05閉会挨拶
漁業懇話会副委員長

企画趣旨

アニマルウェルフェアの概念は、国際獣疫事務局(WOAH)によると「アニマルウェルフェアとは、動物が生きて死ぬ状態に関連した、動物の身体的及び心的状態をいう」と定義されている。このアニマルウェルフェアを配慮してその質を高める概念は、家畜及び畜産業で広がり、アニマルウェルフェアを配慮するための法的規制が導入されている地域も存在している。水産分野においても、養殖業を中心に対応の必要性が高まっており、欧州諸国をはじめとする国際的な規制動向が顕著になりつつある。

農林水産省の白書に示されているとおり、水産物輸出促進策が進展しており、今後の水産業の持続的発展において海外市場への展開は不可欠といえる。その際、日本の水産業をグローバルマーケットで競争力を維持するためには、アニマルウェルフェアに関する規制を看過することは難しい。

本シンポジウムでは、アニマルウェルフェアの理念の是非を論じるのではなく、各国の制度・規制事例や畜産分野における対応事例を共有することを目的としている。そのうえで、漁業・水産分野の研究者が今後取り組むべき研究課題を抽出し、学術的・技術的観点から検討・議論する場としたい。