令和7年度第2回水産増殖懇話会講演会「海洋温暖化とこれからの水産増養殖」

日時:令和7年(2025年)9月24日(水)13:00~16:20

場所:広島大学生物生産学部C201(東広島キャンパス)

開催方式:対面およびオンラインのハイブリッド方式

企画責任者:海野徹也、坂井陽一(広島大学大学院統合生命科学研究科)、益田玲爾(京都大学フィールド科学教育研究センター)、澤田好史(近畿大学農学部)

参加費:無料

参加申込2025年9月16日締切

 オンライン参加申し込みフォーム

プログラム

座長 坂井陽一(広島大学統合生命科学研究科)
13:00~13:05開会の挨拶
水産増殖懇話会委員長 澤田好史(近畿大学農学部)
13:05~13:301.漁獲量重心を指標とした主要沿岸資源の分布特性の検討
亘 真吾(水産研究・教育機構 水産資源研究所)
13:30~13:552.水温上昇に伴う魚類群集の変化と対応策
益田玲爾 (京都大学フィールド科学教育研究センター)
13:55~14:203.瀬戸内海の夏眠イカナゴへの水温上昇の影響
柴田淳也(広島大学CNセンター)
14:20~14:35休 憩
座長 益田玲爾 (京都大学フィールド科学教育研究センター)
14:35~15:004.北海道沿岸における環境変化がコンブ養殖業に及ぼす影響とその対策
前田高志(北海道立総合研究機構・稚内水産試験場)
15:00~15:255.ノリ養殖業と温暖化~新たな養殖種、品種の模索と食害対策~
高倉良太(兵庫県水産技術センター)
15:25~15:506.夏季に発生するマガキ養殖の大量へい死と広島県における対策
水野健一郎(広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター)
15:50~16:157.魚類養殖における水温変化と育成期間への影響
森島 輝(株ニッスイ大分海洋研究センター)
16:15~16:20閉会の挨拶
企画責任者代表 海野徹也(広島大学統合生命)

企画要旨

近年の海洋温暖化は、水産生物の回遊パターンや分布域へ影響を及ぼし、主要な水
産資源の漁獲や漁場に変化をもたらしている。一方、特定の海域で行われている養殖
業において、温暖化による水温上昇はより深刻な問題になっている。
本講演会では、学術的にも社会的にも重要な意義がある海洋温暖化と水産増養殖を
テーマとして取り上げる。講演会の前半では、天然資源に焦点を絞り、海洋温暖化が
我が国の主要魚種の漁獲や魚種組成に及ぼす変化と将来予測などについて紹介してい
ただき、後半では、温暖化がコンブ、ノリ、マガキ、魚類養殖に及ぼす影響と取り組
について紹介していただく。一連の話題提供を通じて、温暖化と水産増養殖の現状を
理解していただくとともに、本講演会が水産業の持続的発展の契機となることを期待
したい。

問い合わせ先

広島大学大学院統合生命科学研究科 坂井陽一・海野徹也
E-mail
坂井 sakai41(at)hiroshima-u.ac.jp
海野 umino(at)hiroshima-u.ac.jp
(at)を@に変えて送信してください。