九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門動物・海洋生物科学講座 海洋生物学分野の助教の公募について(2020年1月31日締切)

職・人数

助教(テニュアトラック)・1名

所属・専門分野

今回採用する助教(テニュアトラック)は、大学院農学研究院資源生物科学部門 動物・海洋生物科学講座に所属し、大学院生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 動物・海洋生物科学教育コース、および農学部生物資源環境学科 動物生産科学コース 水産科学分野担当教員となります。

当該職が担当する海洋生物学分野は、家畜生体機構学分野、動物繁殖生理学分野、畜産化学分野、代謝・行動制御学分野、家畜生産生態学分野、水産増殖学分野、水産生物環境学分野、アクアフィールド科学分野とともに動物・海洋生物科学講座を構成しています。当該講座は、陸圏と水圏における良質な動物性タンパク質の持続的安定供給ならびに動物資源生存環境の保全を目的として、動物生産の基盤である生命現象の生理学的解明、動物体に含まれる機能性物質の探索と健康科学への応用、環境と調和し生態系に配慮した動物生産システムの構築、多様な動物資源の生存環境保全と高度利用を支える植物基盤の整備等、動物資源の生産環境生命科学に関する諸問題を多様な視点から解明するための教育研究を推進することを目指しています。

当該部門、当該講座の目的を実現するにあたっては、高度な生産力を有する海洋資源生物の再生産機構の解明を通して、水産物の持続的安定的供給に関すること、特に、環境調和型動物生産システムの構築ならびに多様な動物資源の生存環境保全と高度利用を支える植物基盤の整備に関する教育研究が不可欠です。その中でも、
1)有用水産資源生物の細胞・生理特性に基づく再生産機構の解明
2)生殖・発生工学およびゲノム情報を駆使した有用水産資源生物の新規増養殖・育種技術の開発
3)アジア地域等における未利用水産資源の開発や増養殖技術の展開、管理および効果的利用
等の領域における教育研究を推進することがとりわけ重要です。またこれらの領域の教育研究に対する社会的な要求も大きいものです。

本選考委員会では、上記の研究領域における優れた研究業績を有し、先進的な教育研究を推進可能で、当該講座の将来構想の実現に大きく寄与しうる方を求めます。加えて、水産資源生物の多角的利用に関する分野横断連携や産学官連携の推進、および九州大学アジア・オセアニア研究教育機構や農学研究院附属国際農業教育・研究推進センターなどとの連携推進と国際的な研究教育活動の展開に協力していくことのできる方を求めています。

応募資格

博士の学位を有するとともに、上記の領域1)~3)において優れた業績と該博な識見を有し、学部および大学院担当教員として学生の教育や研究指導に熱意をもって取り組む方。

提出締切

令和2年 1月 31日(金)必着

問い合わせ先

〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学 大学院 農学研究院
資源生物科学部門 動物・海洋生物科学講座 家畜生体機構学分野
(海洋生物学分野助教候補者選考委員会)
委員長 田畑 正志
電話:092-802-4585
E-mail:stabata@agr.kyushu-u.ac.jp

応募方法など詳細は九州大学ホームページの公募情報(http://kobo.jimu.kyushu-u.ac.jp/)をご覧ください。